結成25周年記念の集い 埼玉骨髄バンク推進連絡会
2014年5月25日 埼玉会館 特別食堂
プログラム 開会 主催者あいさつ 来賓紹介 来賓あいさつ 感謝状贈呈 乾杯 〜会食、懇談〜 アトラクション 1/ドナー体験小噺:三升家う勝さん 2/ミニコンサート:三戸素子・小澤洋介さん 懇談と一言メッセージ 現役員、専門部員の紹介 全員合唱「翼をください」 閉会 |
感謝状の贈呈 1.三戸素子、小澤洋介様 2.ライオンズクラブ様 3.プルデンシャル生命保険様 4.埼玉園芸市場様 5.キャンドル小川様 6.ボンドール様 7.中田病院様 8.加須青年会議所様 9.バンバンクラブ様 10.埼玉新聞社様 |
ごあいさつ
本日の「集い」に、所沢市のTさんからお便りを頂きました。
「1歳前に発病した娘も大学を卒業しOLとなり、今年の11月に結婚することになりました。埼玉連絡会の皆さんには、娘が小さかった頃、沢山のアドバイスを頂き、ここまでこれたのもそのおかげと感謝しています。これからも、患者の支えとなってくださることを祈念しています。」
このような「便り」は、大変うれしく、また活動する者にとって大きな励みです。
当会は、1989年3月4日に結成総会を行い、本日25周年の「集い」を催すことが出来たのは、多くの会員の奮闘と努力の賜物であり、関係者の皆様のご支援・協力のお蔭です。本当にありがとうございます。
これからも、『一人の百歩より百人の一歩』を合言葉に、多くの会員の活動参加で運動が前進し、一人でも多くの患者さんに笑顔が取り戻せるよう奮闘したいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
埼玉連絡会会長 笠原慶一
埼玉連絡会の歩み
〜「地道に粘り強く」「継続は力」〜
【はじめに】
一昨年に成立した法律に基づく基本方針が本年1月に施行されましたが、普及啓発やドナー登録などに係わる取り組みの具体化は不明確なままです。
これからの活動にあたっては、関係機関の動向を見極めつつ、柔軟で効果的な活動を展開することとします。
〈骨髄バンクの現状〉データは2014年3月末現在のもの
●全国は・・・
・骨髄バンクを介した移植は、この一年間に1,343例実施され16,732例に
・ドナー登録者数は、この一年間に32,753人増加し444,143人に
・移植を希望する患者の移植率は約6割で横ばい
●埼玉県は・・・
・骨髄バンクを介した移植は、この一年間に44例実施され535例に
・ドナー登録者数は、この一年間に2,754人増加し2万6,637人に
以下、当会の主な活動の歩みを紹介します。
【各種イベントでのPR活動】地道に粘り強く
当会のPR活動は、結成当初から県内各地の市民祭り、健康福祉まつりなどに参加し、財政拡充のための手作り小物の販売も併せて行ってきました。
この中で、1992年のチラシ配りからはじめられた深谷市福祉祭りと、昨年で20回目の参加となった行田市の福祉祭りは現在も続けられており、地道で粘り強い活動として担当している小山さん、馬場さん、篠原さんをはじめ北部地域の皆さんに、心から敬意を表したいと思います。
また、秩父地域で保健センターまつりや「出会いの広場」をはじめ、多くの地域イベントに精力的に取り組んでこられた山中(健)さんにも大きな拍手を送りたいと思います。
さらに近年では、加須市民平和祭りやさいたま市市民活動サポートセンターでの各種イベントも定着した活動となっています。
【読書感想文コンクール】22年間で14,460通の応募
「いのちを考える」読書感想文コンクールは、1991年から取り組まれました。
当時の会長だった秋山さんは、その活動の目的について「水が砂に浸み込むように遅々たるもの
ですが、次世代を担う若者たちへの呼びかけとして重要と思った」と語っています。
以来、2004年に体制が整わず休止した年がありましたが、昨年度まで22回開催しその応募数は
14,460通になりました。
取り組みの中心となられた方は、第1回から10回までは小川さん、11回から13回までは福井さ
ん、14回から18回までは関さん、19回からは笠原です。もちろん、それ以外に多くの実行委員の
方がおりますが、すいませんが省略させて頂きます。
また、小学生の時に3回応募し『あっこの日記』を読んで看護師になる夢を抱き、その夢を実現
した梅田友美さんは、当会の会員として本日参加してくれています。さらに、昨年の夏、川越献血ルームにドナー登録に来室した18歳になったばかりの女子高生は、小学2年生の時に当会コンクールの『いのちのあさがお』を読んでドナー登録を決意し、10年間その気持ちを持ち続けてきたと話してくれました。二つとも、とてもうれしい話です。
今年は23回目の開催になります。
【チャリティコンサート】今年も開催します
チャリティコンサートは、音楽を通して骨髄バンクの普及を願う三戸さんと小澤さんの心のこもった演奏により、昨年で22回目を迎えました。本当にありがたいことです。
また当会の取り組みの中心となり、第1回目から継続して譜面捲りをして頂いている外谷さんにも深く感謝いたします。
本年は、11月に23回目を迎えます。
【あやちゃんの贈り物展】海外まで行ったあやちゃん
県内では1996年に初めて狭山市で中川浩さんを中心に取り組まれ、その後、大宮、浦和、川口などで開催されました。98年の川口での開催は、全国展開の100回目に当たる記念の展示となり、東ちづるさんが駆けつけてくれました。
また、当会の鯨岡さんが、メキシコに駐在中の2003年8月に日本とメキシコの交流イベントの一環としてメキシコシティで開催されました。
【ドナー登録拡大の取り組み】
(ドナー登録者数は全国第2位に)
当会の取り組みは、1990年代の各地のイベント会場や企業内での集団登録会に始まり、2000年代に入り献血バスでの献血併行型登録会に移行し、2010年から献血ルームでの登録活動の導入に至っています。 特に、2010年度から3年間、埼玉県からの雇用促進基金委託事業として実施した献血ルームでの登録活動で、従来の数倍のドナー登録が実現し、その手法の有効性が証明され、全国のドナー登録に大きく貢献しました。
登録業務に携わった説明員の皆さん、本当にお疲れ様でした。
この10年間の埼玉県内の動向は、次の表を参照ください。
(全国初のドナー休業補償制度=県レベル)
ドナー休業補償制度の確立を図るため、昨年9月に埼玉県議会への請願し全会一致で採択され、その後、県担当課への要請を行い、本年4月から県レベルでは全国初の制度導入と5市町(入間市、本庄市、上里町、上川町、美里町)で新たに助成制度がスタートしました。
まだ未実施の市町村には、働きかけを行ってください。
【医療相談会と患者・家族交流会】13年間で216件
埼玉県との共催によるこの取り組みは、2002年から実施し昨年度で13回目を迎え、この間の相談件数は216件で参加者数は341人に上ります。
開催に先立ち、「彩の国だより」をはじめマスコミ各紙に告知記事を掲載していただいています。
また、毎回、参加者からは個別相談と交流会を通じて不安や悩みが解決できたとの感想が多数寄せられています。
なお、前回開催時には、全国協議会が取り組む分子標的薬治療や精子保存治療の患者への助成金制度、患者サロンの紹介も行いました。
相談を受けて頂いている先生方、県担当者に深く感謝したいと思います。
【会報の発行】毎月定期発行
当会の会報は、全ての会員に会の活動を知らせ情報を共有するために、90年代当初の山口さんが事務局長の時から始められました。その後、97年度から福井克之さんが、20002年度から笠原が、06年7月から山中孝之さんが担当して、毎月定期発行をしています。
福井さんの時代には、花田先生の「Dr.はなちゃん奮闘記!?」や杉本はるみさんの4コマ漫画が好評でした。
会報名として「風」が採用されたのは、2003年の6月号からです。提案者は、戸井田君でした。
現在の発行状況は、特別会員を含む会員用に140部、県内の関係機関と全国のボランティア団体等に70部、登録会の主催団体等に10部、合計220部印刷し全国協議会ニュースと一緒に発送しています。
昨年度一年間の原稿執筆者は26名にのぼり、沢山の会員の登場で読みやすく親しみやすい紙面づくりを目指しています。
今後も皆さんのご協力をお願い致します、と山中(孝)さんが言っています。
【ホームページ】親しみやすくスピーディ
杉本さんに作成・管理して頂いているホームページは、昨年11月27日に開設10周年を迎えました。
親しみやすいカットや柔らかい色彩に加え、毎月の会報や行事予定などもすぐに更新して頂き、好評を博しています。また、ドナー登録会のお知らせや読書感想文コンクールの資料提供など、重要な役割も果たしています。
ホームページを通じて、新会員や患者・家族からの医療相談もあります。
まだご覧になっていない方は、どうぞ覗いてください。メッセージもよろしくお願い致します。
【財政拡充の取り組み】年々拡充中
財政拡充のために次の取り組みを行っています。
*会費を納入いただいた方へ「絵はがき領収書」の送付を山中(孝)さんが、未納者への督促は笠原が行っています。
*寄付を寄せて頂いた方へのお礼状の送付は、和田さんが担当しています。
* 各種イベントでの小物販売。製作は、水落さん、高土さん、馬場さんなどにご苦労頂いています。
* チャリティーコンサート
* イオンのイエローレシートキャンペーンへの登録しています。
これからもよろしくお願い致します。